制度を知る

くるみん・プラチナくるみんとは?

子育て支援に本気な企業の目印。認定マークでわかる「安心して働ける会社」

「くるみん・プラチナくるみん」とは?

「子育てにやさしい会社」と聞いても、実際にどんな取り組みをしているのか、なかなか見えにくいですよね。そんな中で目印になるのが、「くるみん」や「プラチナくるみん」といった国の認定マークです。これは、育児と仕事の両立を支援する企業を厚生労働省が認めたもの。取得している会社は、制度だけでなく“使いやすさ”まで整えているのが特徴です。この記事では、くるみん制度の意味や違い、ママにとってのメリットをわかりやすく解説します。

1. 「くるみん」「プラチナくるみん」とは?

1-1. 認定制度の概要

「くるみん認定」と「プラチナくるみん認定」は、次世代育成支援対策推進法に基づき、子育てと仕事の両立を支援する企業を、厚生労働省が「子育てサポート企業」として認定する制度です。企業が一般事業主行動計画を策定・届出し、一定の目標を達成していると認められた際に、厚生労働大臣から「くるみん認定」などの称号が与えられます。

「くるみん」は基準を満たす“基本的な”水準の認定であり、その上位に位置する「プラチナくるみん」は、さらに高い水準の取り組みを行う企業に与えられます。

1-2. それぞれの違い・特徴

くるみん認定の基本的な要件には、例えば女性の育児休業取得率や、男性の育児休業等取得率(または育児目的休暇取得率)が一定以上であることなどが含まれます。さらに、労働時間の適正化、有給休暇の取得促進、多様な働き方制度の整備なども挙げられており、企業が「子育て・仕事の両立支援」を体系的に整備しているかが問われます。

一方、プラチナくるみん認定は、さらに進んだレベルの基準が設けられており、男性の育児休業等取得率が高い、水準超え、育児休業後の女性の継続就業率などもより厳しい目標が設定されています。

また、令和7年4月1日からは基準改正があり、認定・公表事項や労働時間に関する実績の公表が追加されました。

1-3. 認定企業で働くママにとってのメリット

  • 制度の整備が一定水準であるため、「育児休業・短時間勤務・在宅勤務」など利用しやすい環境である可能性が高い。
  • 認定マークを付していることにより、企業として「子育て支援を自らアピールしている」=制度を“形だけ”でなく“実績”として捉えていると推測できる。
  • 採用・定着という観点で企業が投資しているため、ママ社員のキャリア継続にも比較的前向きである可能性が高まる。

さらに、企業側にもメリットがあるため、認定を通じた制度整備が“単なる福利厚生体制”として終わらず、継続的な取り組みになるという好循環が生まれています。

1-4. どうやって調べる?企業の見分け方

  • 企業の採用広告や求人票に「くるみん認定取得」「プラチナくるみん認定取得」などの記載があるか。
  • 企業のウェブサイトに「子育て支援制度」や「育児休業取得率」など具体数値が公表されているか。
  • 社内制度について「制度としてある」だけでなく、「実績として使われている」かどうかが文言・社員インタビューなどで窺えるか。
  • 面接時や説明会で、育児・仕事の両立支援について質問した際の対応を観察する(例:短時間勤務・在宅勤務の利用率、復職者の紹介など)。

「くるみんマーク」は、企業が広告・求人・ホームページに使用することが認められており、認定事業主の証しと言えます。

1-5. まとめ:くるみん企業を選ぶ意味

「くるみん認定」や「プラチナくるみん認定」は、制度の名前だけでなく“それを実行できている企業”を見分けるひとつの目安です。ママ社員が「育児をしながら働き続けたい」「安心して働ける環境を選びたい」と考えるなら、こうした認定制度を持つ企業を選択肢に入れることは有効です。

もちろん認定がある=すべてが完璧ではありません。しかし、基盤が整えられている会社である可能性が高く、両立支援への本気度が高い指標でもあります。“働くママ”として安心してキャリアを築くための重要な条件のひとつとして、ぜひチェックしてみましょう。