育休明けの不安を軽くする5つのステップ
久しぶりの職場復帰。うれしい気持ちもあるけれど、「仕事と育児、ちゃんと両立できるかな」「周りに迷惑をかけないかな」と不安を感じる人も多いはず。でも、少しずつ準備をしておけば、心も仕事もスムーズに再スタートできます。この記事では、育休明けのママが感じやすい不安を整理しながら、心を軽くするための5つのステップを紹介します。“完璧じゃなくていい”──そんな気持ちで、少しずつ自分のペースを取り戻しましょう。
1. 育休明け、「なんとなく不安」なのは自然なこと
育休からの復帰を控えるママたちが、最も多く口にする言葉が「不安」です。「子どもが泣いたら保育園に預けられないかも」「仕事についていけるかな」「家事が回らなくなりそう」――。
どれも、頑張りたい気持ちの裏返し。実際、厚生労働省の調査では、約6割の女性が復職時にストレスを感じていると回答しています。でも大丈夫。少しずつ準備を進めていけば、不安は“コントロールできるもの”に変わります。ここでは、育休明けをスムーズに迎えるための5つのステップを紹介します。
2. ステップ① 生活リズムを整える
まず最初の準備は、「時間の感覚を取り戻す」こと。育休中は子どもの生活リズム中心の毎日ですが、職場復帰後は“自分の準備+子どもの支度+通勤”が加わります。
小さなリハビリのすすめ
- 朝の支度を実際の出勤時間に合わせてシミュレーション
- 通勤ルートを事前に確認(ベビーカー・自転車・電車など)
- 保育園の登園準備を“親子で一緒に練習”
この段階でリズムを整えるだけで、初日の混乱を大幅に減らせます。「完璧な朝」は目指さず、“できたことを増やす”イメージでOKです。
3. ステップ② 上司・チームと“期待値”を共有する
復職後にストレスを感じる大きな理由のひとつが、職場との期待のズレ。「前と同じように働かなきゃ」と思う一方で、実際は時間の制約がある――そのギャップに悩むママは少なくありません。
復帰前に、上司やチームと以下の点を話し合っておくとスムーズです。
- 勤務時間・出退勤時刻・在宅勤務の可否
- 担当業務の範囲と優先順位
- 緊急時の連絡方法(保育園からの呼び出しなど)
上司にとっても、明確なすり合わせがあることで“任せやすくなる”。「お願いする立場」ではなく、「チームの一員として貢献したい」という姿勢で話すと前向きな印象になります。
4. ステップ③ 無理をしないスケジュール設計
「育休明け=フル稼働」は禁物です。最初の1〜2か月は、仕事・家事・育児のバランスを見ながら“試運転”期間と捉えましょう。
実践ポイント
- 仕事の優先順位を「できる/できない」で分けて整理
- 家事を「自分でやる」「家電に任せる」「家族に任せる」で分担
- 予定を詰めすぎず、“余白時間”を意識して確保
職場では、慣れるまではミスがあっても当然。大事なのは「立て直し方」を知っておくこと。焦らず、徐々にペースを掴んでいきましょう。
5. ステップ④ 家族との分担を再確認する
ママ一人で全部を抱え込まないこと。復職後に最も多いトラブルは、「家事・育児の分担があいまいなまま再開してしまう」ことです。
夫婦で次のような話し合いをしておきましょう。
- 朝の支度はどちらが何を担当するか
- 送り迎えの分担
- 体調不良時の対応(休むのはどちらか)
- 夕食・洗濯など、時間のかかる家事の分担
すべてを50:50にする必要はありません。「自分だけ頑張りすぎないための仕組み」を一緒に作ることが、家庭円満の秘訣です。
6. ステップ⑤ 「助けを求める力」を持つ
育休明けは、誰にとっても“再スタート”。できない日があっても、それはあなたが怠けているからではなく、新しい生活を調整している途中だからです。「もう限界かも」と感じたら、早めに相談しましょう。
- 職場:上司・同僚・人事・産業医
- 家庭:パートナー・親・ファミリーサポートセンター
- 社外:自治体の子育て支援、EAPカウンセリング
特に企業のEAP制度(従業員支援プログラム)は、メンタル不調の予防や家庭相談にも活用できます。“頼る”ことは“逃げる”ことではなく、“続けるための工夫”です。
7. まとめ:焦らず、一歩ずつ
育休明けは、「仕事に戻る」というより、“新しい生活を始める”タイミングです。完璧を目指すのではなく、できたことを積み重ねていく気持ちで。焦らず、一歩ずつ。
子どもも、あなたも、少しずつ慣れていきます。その過程を受け入れながら、「働くことをもう一度、自分のペースで楽しむ」――それが、育休明けを笑顔で迎える一番のコツです。